想定読者:1年前の自分(緻密さの欠如・無駄な作業をする・気づきがない人)
読了予測:2分11秒

・緻密な作業が苦手
・時短で業務効率化を図りたい
・説明できないレポートをお客さんに持っていき、あたふたした経験
こんな経験をしたことがある人はいるのではないでしょうか?
今回は、アナリティクスとスプレッドシートを連携させることで、レポートを作る時間を0にするやり方をご紹介します。
やってみれば分かるんですけど、めっちゃ簡単です。自分は、もっと早く自動化レポートを作ればよかった〜と後悔してるので、アナリティクスができない人でもすぐに理解できます。
自動化ができれば、レポートを作る人の時間が減り、考える時間も増えるので、精度の高い提案がしやすくなるのではないでしょうか?
レポートのテンプレート(自分のブログで)も用意しましたので、最後まで読んでもらえると嬉しいです!
今回のレポートを作るにあたって必要なスキル

ほとんど覚えるスキルはないです!
普段使わない関数を使いこなす方が大変でした。
アナリティクスとスプレッドシートの連携
3分で終わります。データポータルを使わなくてもできます。マジで簡単です。
メトリクス(暗号)の理解
覚える必要なし。まとめられてる表を見るだけ。
関数
UNIQUE関数、QUERY関数、RANK関数、VLOOK関数の小技、MONTH関数など…スプレッドシート限定の関数から、普段使わない関数までマスターするのがめっちゃ大変でした。
5つの自然検索流入レポート

分析で大事なのは、大まかな流れを知って、気づきを元に深掘りしていくことだと思います。「次のアクションをどうするか?」を考えるために以下5つのレポートは必要最低限入れておいたほうがいいのかなと思って作ってみました。
自作のテンプレhttps://docs.google.com/spreadsheets/d/1mk3JJwwQmedjfEcr8snJPZQKxODKfRU8NB03-5Huxh8/edit?usp=sharing
↑不明点あればTwitterでお答えします〜!
なお数値は自分のブログのデータです。数値が少なくてすみません。泣。
①全体セッションとCV数

まずは、サイト全体での傾向がどうなっているのか把握して、大まかな傾向を理解します。前年比を入れると、季節要因で上がった下がったのを確認できると思います。
②チャネル別のセッション数の割合

サイト全体で動きがあったときにどの流入経路に変化があったのか把握します。
③自然検索からのセッション数

仮に自然検索からのチャネルに変化があったとして、自然検索のセッション数を見てみます。
④自然検索からの流入

⑤に続くレポートです。
⑤自然検索からの流入数上昇/下落ページTOP10


上昇したページにおいては、次なるステップとして、回遊率やCV数を上げるために、新たな導線設置や記事の修正を行います。
下落したページにおいては、なぜ流入が下がったのか詳細分析を行います。順位が下がったからなのか、季節要因などでユーザーが調べなくなったのか、GRC・サーチコンソール・キーワードプランナー・Googleトレンドなどで調査を行います。
自然検索からの流入が減った理由って、ユーザーが検索しなくなったか順位が下がったかの2択しかほぼないので、流入が下がったページを見つけて、原因を突き止めていけばいいのかなと思います。
①〜⑤のレポートにahrefsやシミラーウェブなどで競合の数値を比較するのも良いですし、超シンプルに相手に短時間で要点だけ抑えたレポートはこれでいいのかと思います。
詳細分析は、ケースバイケースとなるので、ここでは割愛させていだきます。
今後お客様にやっていきたいレポート提案

今回のレポート自動化のスキルを使って、以下のような提案を行っていきたいと思います。売り上げにコミットするような話なので、やっていて楽しいのではないでしょうか。
レポートを自動化させてコストカットを計りませんか?
今までレポートを作る時間が1時間かかっていたのが、5分になった…どころではなく0秒になります。
1つのレポートを作る人の時給が1500円だったら、年間1万8千円、10件あったら18万円!18万円浮いた分のいくらかを僕にくれませんか?
みたいな感じで「その施策でいくらもうかるの?」の問いに答える提案をしたいなと思います。
本当に必要なレポートを作りませんか?

お客様が作っているレポートを見せてもらって、いらないレポートが何で、本当に何が必要なのかアドバイスする。
アドワーズ、Twitter、facebookの分析データもスプレッドシートやデータポータルに持ってこれるので、レポートを作りながらお客様の本質的な課題を見つけに行く。
レポートを作りながら、さらっと提案もしちゃいます。(今のレベル感だと難しいですが…)
個人的には、毎月レポートは、
①要約が書かれたコメント
②毎月レポート1枚
③個別分析レポート1、2枚
でいいような気がします。見る側からすれば、5枚以上になると頭に入ってこなくなると思いますし、レポートを元に話し合う時間を増やしたほうがより生産性が高いような気がします。
まとめ
最初は、データポータルでやった方がいいと思ったのですが、スプレッドシートでも十分できます。スプレッドシートは一度は使ったことある人が多いので、なじみがあると思うのであえてそれでやってみました。
次回はスプレッドシートにサーチコンソールやTwitterアナリティクスなどを連携させて、より気づきが得やすいレポートを作って見たいと思います。
自分も模索中なので、興味ある人は、Twitterなどで絡みましょ〜!
補足
レポートを作るにあたって参考にしたサイトです。関数がめっちゃ勉強になりました。流れの中で覚えると忘れにくい!
スプレッドシートでGoogleアナリティクスレポート作成を自動化する方法
→最初の準備。アドオンでスプレッドシートとアナリティクスを連携させます。
GoogleアナリティクスAPIリファレンス 日本語対応表 スプレッドシートのアドオンやAnalytics Edgeでも使えるよ!
→メトリクスの表。暗号表。これが一番よくまとまっている。
Excelで前月・今月・翌月の「初日」や「末日」を表示する数式
→MONTH関数、TODAY関数などガチで使ったのは今回が初めて。
Googleアナリティクスの面倒なレポート作成をGoogleスプレッドシートで解消! (第1回)
→チャネル別流入表を作るときに参考にしました。ピポットテーブルも久々に使いました。
UNIQUE関数
→重複している項目を抽出してくれる関数。
RANK関数で同じ順位が存在しないようにする方法
→RANK関数をガチで使ったのは初めて。
VLOOKUP関数で#N/Aエラーを表示させない方法 (IIFERROR関数など)
→#N/Aを0にする。
VLOOKUP関数で複数列のデータを一気に取得する方法
→これは便利!なんで今まで知らなかったんだ?笑